心の不安を解消する方法 – 簡単に実践できるセルフケア

心の不安を解消する方法 - 簡単に実践できるセルフケア

ここでは、心の不安を取り除く考え方、そして実践方法を紹介していきます。
心に不安を抱えたままだと、いずれ体調を崩すなど身体への影響も考えられます。

実際、心の病がきっかけとなり、うつ病や適応障害、パニック障害、強迫性障害などを発症してしまう事例もあります。
そういった手前で食い止めるには、悩みをいつまでも抱えたままにしないで対策を講じることが必要です。

まずは一時的な不安解消法を実践

まずは一時的な不安解消法を実践

お酒を飲む

心の不安はその根本を改善しない限り、解消されないことが多いです。
しかし、すぐに改善できるわけではないというケースが大半。

そんな時は一時的にでも良いので、まずは不安を解消させる方法を実践し、リラックスするところから始めましょう。

その一つとして、お酒は効果的です。
お酒はアルコールを摂取することで、血液内に溶け込み、それが脳に運ばれます。
脳内に入ると、ちょっとした麻痺状態が起こるので朦朧とした感覚が強くなります。

不安を抱えている時もその気持ちが軽減され、記憶から薄まっていきます。

翌朝になったらその不安も、「なんでこんなに自分は悩んでいたんだろう?」と思えるケースもあります。(悩みが深すぎる場合はそうはいきませんが・・・)

お酒の力を借りて不安を消し去る方法も効果的です。

寝る

「嫌なことがあったら早めに寝てしまおう」などと言う人がいますね。
人間は寝ている時に副交感神経が働き、体を休止状態に持っていきます。
その際、脳は大きく活性していませんから休まった状態。

すると起きて記憶が戻った時に、その不安だった気持ちが軽減されていることがあります。
よく睡眠をした後に、

「なんであんなことにイライラしていたんだろう」
「なんであんなことを心配していたんだろう」

などと思うことがあるでしょう。
これも睡眠によって得られた脳の安静化がそのような気持ちをもたらしています。
心に不安を抱えて考えすぎるよりも、寝てしまえば良いという方法は理にかなった部分があります。

音楽を聴く

科学的な見解では、「音楽を聴くことでストレスホルモンのコルチゾールが減る」という検証結果が出ています。

音楽を聴いている間は不安やストレスが解消され、音楽に集中できるということです。

悲しい音楽を聴いたらちょっと感傷的になったり、逆にアップテンポな音楽を聴くと気分が高まるというのは、こういった心理的要素も反映されていることが明らかになっています。

癒しの音楽を聴くか、アップテンポな音楽を聴くかはもちろん個人の自由ですが、アップテンポな音楽のほうが脳内のドーパミンが分泌されやすく、快楽神経を働かせます。
そのため気持ちが楽になったり、嬉しいという感情が強くなります。

不安な気持ちが強いときは、ぜひアップテンポな曲で脳を活性化させていきましょう!

創作する

創作する

不安やストレスを解消するのにお勧めなのが、創作です。
創作するものは何でもかまいません。
できれば長時間物事に集中できるようなものがベスト。

例えば、絵を描いたり、編み物をしたり、プラモデルやそば打ちなんかも良いですね。
集中している時は、ドーパミンの働きが活性化し、脳が一時的な覚醒状態に入っています。

よくスポーツ選手とかが「ゾーンに入っている」、「周りの音が全く聞こえない状態」などと言いますよね。
これは集中力が高まり、周囲の雑音や景色をシャットアウトしている状態です。

これぐらいの集中度が高まれば、当然不安やストレスを考えている余裕もないので、一時的に心の解放へと向かいます。
物事の根本的な解決に至るわけではないのですが、一時的な心の不安を取り除くのに良い方法です。

旅行する

旅行することのメリットは、今までにないような刺激を得られること。
今までにない刺激ということは、脳が警戒心や好奇心を今まで以上に持とうとしている状況です。

そういった状況になれば不安やストレスが二の次の状況になるので、一時的にですが負の気持ちを払拭することができます。
旅行は今まで行ったことがあるところよりも新しいところ、特に海外などが良いですね。

違った文化に触れることで心をリセットしたり、違った考え方を持つことができるようになります。
「自分の悩みなんてちっぽけなこと」と思えるきっかけになります。

また旅行先が自然の豊かなところだとマイナスイオンを吸収し、リラックス効果をもたらします。

掃除をする

掃除をすると、「気分を落ち着かせるセロトニンの量が増える」という報告もあります。
これは創作する時に発せられる脳の状態と同じです。

また単純に部屋がきれいになり、心がスッキリするという部分ももちろんあります。
達成感やスッキリ感が得られるほか、一時的に物事に集中できることが不安を軽減する要因になっています。

断片的な掃除ではなく、部屋全体を掃除するぐらいの意気込みが必要です。
実際、精神科医でも部屋の掃除を勧める医師もいるほど。
心の落ち着きを取り戻すのに必要なことで、部屋も綺麗になり一石二鳥ですね。

不安になっている物事の根幹を考える

不安になっている物事の根幹を考える

人間関係

厚生労働省は、仕事や生活に関する健康状況調査を定期的に行っています。
その中で多くの回答が寄せられる悩みが、「職場の人間関係」。

社会に適応できず悩んでいる人が非常に多いです。
同僚との考え方の不一致、上司からのパワハラやセクハラ。

こういったことが解消されず仕事を休んだり、あるいは辞めてしまう人も多いです。

望ましくない状況になったら仲が良い同僚に相談したり、気心知れた上司に相談するのが良いでしょう。
あなただけが特別な考え方を持っているわけでないなら、同じような感情を抱いている人がいるはずです。

「あの上司の指示の仕方って嫌だよね!」
「上司がウダウダ言ってきたら、今度から適当に流すことにしようよ!」

などと同僚と話すだけでもストレスが緩和されるはずです。
どうしても解消できないなら転職を視野に入れるのも良いですが、次の職場でも同じような状況になるとも限りません。
まずは現在の職場でできる対策を第1に考えてみましょう。

仕事関係

仕事関係

同僚や上司との関係は良くても、仕事自体がうまくいっていないとストレスがたまったり、不安を抱いてしまうことがあります。
例えば下記のような問題を抱えている人も多いのでないでしょうか。

  • サービス残業が多い
  • 覚えることが多くて毎日不安
  • 管理職として上司と部下の板挟みになっている
  • 業績が悪化したことの責任を取らされている
  • 将来、このままで良いのか不安

仕事上のことが理由で不安を抱えている人もいるでしょう。
この中で、会社内で改善できる可能性があるものなら、まずは身近な同僚、話しやすい上司に相談してみましょう。

しかし、サービス残業や業績の悪化は個人の問題ではなかなか解決できない部分。
もし会議などで議題に上がりながらも改善できない状況が続いているなら、仕事変えるしかないでしょう。

家族の問題

心の不安の要因が家族になっている人もいます。

  • 奥さんとうまくいっていない
  • 義父との関係がうまくいっていない
  • 身内に病気がちな人がいる
  • 金銭的な問題を抱えている

こういった状況だとなかなか気が休まる場所もなく、不安を抱えた状況が続いてしまっているかもしれません。

身内との関係がうまくいっていないなら、「とことん話し合う」、あるいは「第三者を介入して円滑に話し合う」ことが大切です。

病気の問題なら介護士やヘルパーの助けを検討してみましょう。
金銭的な問題なら弁護士や税理士、司法書士などに相談することも可能です。
各地方には相談窓口が設置されているので、市役所などに問い合わせてみると良いでしょう。

そのままの状態にすると、いつまでたっても解決できないので具体的に専門家に相談するのがお勧めです。

恋愛関係

不安の悩みの種となっているのが、恋愛という人も多いでしょう。
恋愛は生活を脅かすほどの深刻な問題ではありませんが、うまくいっていない人にとっては落ち着いて生活できない要素ですね。

恋愛の悩みは身近な友達でも良いですし、SNSなどを経由して第三者に聞いてみるのも良いでしょう。
様々な意見を聞くことで自分の気持ちだけでなく、相手側の気持ちも理解できるはずです。

世の中には色々な恋愛経験がある人もいますから、そういった人と比較すれば、自分のことはちっぽけなもの、と気が休まる考え方を持つこともできます。

また気持ちをスッキリさせるためには、白黒はっきりして次へ進むことも大切。
対象の人に自分の気持ちを素直に伝えて相手の返答を待ってみましょう。

健康面の問題

不安の要素が自身の健康面という人も多いです。
病気や怪我が治りにくかったり、たびたび病気が再発しているとなると、だんだんと不安も大きくなってしまいます。

こういったときは精神論ではなかなか改善できないので、自分に合った病院やクリニックを見つけることが大切です。

「どの病院でも一緒」という考えはよくありません。
各病院で先生の考え方や対応も違うので、自分に合った処置をしてくれる病院を見つけてみましょう。

また、自分1人だけでは不安なら定期的に家族に支援してもらったり、介護士にサポートしてもらうことも検討しましょう。

まとめ

以上、心の不安を解消する方法について紹介しました。
まずは身近なことで実践し、不安を軽くするところから始めてみてはいかがでしょう。

そしてちょっと心が落ち着きを取り戻したところで、根本的な解決に望んでみるという流れがお勧めです。

複数の悩みを抱えていて、心がパンクしそうというぐらいになってしまったら仕事を辞めて引っ越しをするなど、自分が知らない場所に身を置いてリスタートするのも一つの手段です。