オシドリ夫婦になれる!結婚の予行演習「プリマルタル・カウンセリング」とは

今では結婚に対する離婚率は45%にまで上昇していて、離婚は身近なものになりました。離婚を防ぐためにも、結婚前にはきちんと準備をしておく必要があります。そうはいっても、なかなか「結婚の準備」と言ってピンとくる方はいないのではないのでしょうか。両親への挨拶だったり、結納、婚約などのイメージしかない方がほとんどだと思います。

しかし、離婚の増加が深刻な社会現象になりつつあるアメリカでは「プリマルタル・カウンセリング」というものが行われています。これにより、お互いの結婚に対する気持ちを確認し合うことができ、結婚前に離婚の種になるすれ違いを解決することができます。

今回はこれから結婚したい方に向けて、「プリマルタル・カウンセリング」についてご紹介します!また、結婚相手探しには事前に相手のプロフィールなどをチェックでき、性格やタイプも想定できるMr&Missがぴったり。結婚に必要不可欠な相手への理解が深まり、幸せな結婚につながる可能性がグンとアップします。ぜひ合わせて活用してくださいね。

結婚の予行演習「プリマルタル・カウンセリング」とは

「プリマルタル・カウンセリング」とは、結婚前のカウンセリングのことです。結婚についての概念や男女の違い、愛について、お互いの常識の食い違い、経済観念や性意識の違いに至るまで、結婚に関するあらゆることを総合的に学ぶことで結婚生活への準備を行うことです。結婚前に結婚生活を疑似体験するようなものです。

このカウンセリングを通じて、結婚とは何か、その行動と責任について体系的な知識を得ることができます。特に日本では恋愛や結婚に対する知識を学ばないまま実践に入ってしまうので、DVなどの被害を受けても正しい対処が出来なかったり、どうしたらいいかわからなかったりしてしまう傾向があります。人生の幸福度を大きく左右する結婚だからこそ、一度カウンセリングを通じて事前知識を学ぶことが重要でしょう。

プリマルタル・カウンセリングの流れ

「プリマルタル・カウンセリング」は、結婚式の準備ではなく、結婚の準備です。婚約する時期など、結婚式の6ヵ月前から6回のカウンセリングを受けるのが理想的だと言われています。

実際には、それぞれのカップルの事情によってカウンセリングを始める時期や実施する内容は異なりますが、ここでは一般的な「プリマルタル・カウンセリング」の例をご紹介します。

1、恋人同士で信頼関係を築く
最初のカウンセリングでは、恋人同士が信頼関係を築いていきます。これから結婚するにあたり、信頼関係をしっかり築くことは非常に大切です。何を当たり前な、と思うかもしれませんが、意外とノリで突き進んでいただけで、深い部分まで理解しあえていないカップルも多いのです。

カップルは、それぞれが最初にカルテに基本事項を記入して、恋人同士でお互いの情報をどこまで共有できているか確認します。その内容は趣味から好きな食べ物、家族構成など一般的なプロフィールとほぼ同じ。しかしながら、意外と知らないことがあり「そうだったの?」と驚くシーンも珍しくありません。

なかには、この段階で深刻なすれ違いが生じることもあります。カルテには「結婚する理由」の記入欄もあり、そこに「結婚したい年齢だから」「親に結婚しろと言われたから」などと外的要因を記入する人もいるのです。そうすると、パートナーは「自分のことがちゃんと好きなわけではないのか?」と疑念を抱き、ショックを受けます。

このように、最初のカウンセリングでは「実は相手のことをよく知らないのかもしれない」と気づくことが重要です。もちろん、ショックを受けたまま終わらせてしまっては不仲になってしまうので、次回のカウンセリングまでにこの時点で知らなかったことやショックを受けたこと、不安に感じたことなどをリストアップするように宿題を出されます。その時点ですぐに話し合い、解決させるのもOKです。

2、恋人同士で話し合う
2~3回目のセッションでは、カウンセラーの立会いのもと、恋人同士で自由に話し合いを行います。こうした話し合いをすることで、結婚生活の予行練習を実施するのです。話し合いがきちんとできればこれからも二人の間のコミュニケーションはうまくいくので、結婚生活も順風満帆。ここでうまく話し合いができないままだと、結婚生活で問題にぶつかったときに二人で乗り越えることができず、最悪離婚と言う結末にたどりついてしまいます。

もちろん、ここで話し合いをしても最初はうまくいかないことがほとんどです。「なんでそなんこともわからないのか」「こんなに考え方が違っていたなんて」とショックを受けることの方が多いかもしれません。しかし、カウンセラーが間に立って男女の考え方の違いなどを説明することで、二人が理解し合うための橋渡しを行います。こうしたステップを踏みながら、恋人同士でお互いへの理解を深めていくのです。

話し合いが硬直しないように、カウンセラーはお互いの違いがあらわれそうな質問を随時行います。そこでそれぞれの価値観を知り、話し合い、理解を重ねることでだんだんと今まで知らなかった相手の全体像がわかるようになります。

3、性生活・経済的価値観について話し合う
カウンセリングの数を重ねていくと、さらにディープな部分までお互いに話し合います。

まず、性生活。離婚原因の1位は性格の不一致ですが、2位は性の不一致です。性生活に満足できていないと、不倫や浮気に走る可能性が高まります。

そこで、カウンセリングでは「お互いにとってセックスとは何か」「性行為の頻度はどれくらいが妥当か」などを話し合います。これも男女差が大きく出やすい質問なので、相手の回答に驚くケースもよくあります。ここまで話し合うからこそ、結婚後のすれ違いを最小限に留めることができるのです。

そして、経済的な問題についても話し合います。お金も離婚原因になりやすいので、現在の収入はどちらの方が高いのか、結婚したらどうなるか、共働きするかしないか、子育てする際に仕事の分担はどうするか、家計の管理はどう行うかなど、細かい部分まですり合わせていくのです。お互いが毎月どの程度のお金を自由に使いたいかなど、確認し合って理解するべきでしょう。

お金の話はしにくいと感じる人も多いですが、生活するうえでお金は欠かせない重要な要素です。特に女性の方が収入が高い場合は、世間一般の結婚生活と同じルールが導入しずらいケースもあるので、ふたりにとってのベストアンサーを導き出す必要があります。

また、男性は女性がどの程度のお金を必要としているかわからない人も多いです。女性は身だしなみなど美容関連の支出が多いので、その費用の必要性を男性に説明しておかなければすれ違いの原因になります。美しくいることの価値が男性には理解できないケースもあり、そうした場合は「単なる無駄遣い」と思われてしまうのです。

4、結婚準備ができたか確認する
こうしたカウンセリングを完了したら、最後にカウンセラーから「結婚準備はOKですか?」と確認されます。結婚に向けてさまざまな情報を共有し、話し合い、準備をしてきた二人に、本当に結婚して良いかどうか、最後の確認をするのです。

プリマルタル・カウンセリングの目的は、結婚前にふたりの価値観をできる限り一致させることです。とはいえ、最後に決断するのはカップル自身です。本当に理解できたかどうか、胸に手を当てて確認します。そしてカップルが「はい」と答えれば、カウンセリングは無事完了。晴れて結婚への道に踏み出せます。

多くのカップルにとって、結婚式準備=結婚準備になっていますが、それでは本末転倒です。まず、自分にとって結婚はどんなものなのか、どんな結婚生活を送りたいのか、パートナーとどんな関係を気付いていきたいかをしっかり考える必要があります。これから結婚する方は、ぜひプリマルタル・カウンセリングの内容を参考にして、最良の結婚を築いていくださいね。

まだ理想の恋人に出会えていない方は、2018年こそMr&Missで理想の恋人を見つけて、結婚への第一歩を踏み出しましょう!きっとお相手のプロフィール欄にも、たくさんのヒントがあるはずです。

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ライター:秋カヲリ  HP | Blog | Twitter

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